◎ 福岡女学院、受講生の成績など1,026件を含むUSBメモリーが車上荒らしで盗難
福岡女学院(福岡市南区)は4月27日、同学人文学部教員が車上荒らしの被害にあい、受講生の成績など1,026件を含むUSBメモリーが盗まれたと発表した。盗難が発生したのは4月25日で、同教員は警察に被害届を提出し、翌26日に大学に被害の報告をしたが、現時点で盗まれたUSBメモリーは発見されていない。流出情報は、2004年度から2007年度にかけて当該教員が担当した科目を受講した学生の個人情報で、「フィールドワーク表現B」受講者の氏名、携帯電話番号、メールアドレス、成績の情報(2005年度科目56件、2006年度科目58件、2007年度科目3件)のほか、学生の氏名、学籍番号、成績の情報(2004年度科目237件、2005年度科目314件、2006年度科目358件)。現在のところ、不正な使用や被害の事実は確認されていない。同学は携帯番号とメールアドレスの情報が流出した可能性のある学生117名に対して、謝罪と盗難の事実の一報をメールで配信して、不審な電話やメールへの注意を呼びかけた。今後は、同学個人情報保護規程に基づき、個人情報保護委員会を組織して対応に当たる。また、再発防止に万全を期するために、管理体制の見直しや法令遵守の徹底などの対策を講じるとしている。
・リリース[PDFファイル](福岡女学院)
http://www.fukujo.ac.jp/important_notice.pdf
◎ シンクレイヤ、車上荒らしでメールアドレス100件を含むパソコンなど盗難
情報通信機器のシンクレイヤ(本社:名古屋市中区)は4月27日、同社社員が車上荒らしにあい、顧客情報を含む資料の入った業務用パソコンなどが盗まれたと発表した。同社によると、4月26日午後2時頃、当該社員が愛知県弥富市内の病院に立ち寄った際、駐車場に停めた施錠した車のガラス窓が破られ盗難被害にあった。盗まれたのは、取引先と同社社員約100名のメールアドレスとメールの受発信記録、業務関連資料などを含むパソコン、取引先に設置した機器の写真を含むデジタルカメラ、取引先の注文書、打ち合わせ用のノートなど。盗まれたパソコンには指紋認証によるセキュリティが施されており、これまでのところ不正使用は報告されていない。同社は、これまでも重要書類などを車内に置いたまま車両を放置しないよう注意を呼びかけていたが、社員教育を再徹底し再発防止に努めるとしている。
・リリース[PDFファイル](シンクレイヤ)
http://www.synclayer.com/jpn/irinfo/doc/press20070427.pdf
◎ 小田急トラベル、658名分の海外旅行申込書を紛失
小田急グループの旅行会社小田急トラベル(本社:東京都渋谷区)は4月25日、同社の本厚木旅行センター(神奈川県厚木市)で658名分の海外旅行申込書を紛失したと発表した。従業員が裁断したことを確認しており、流出する可能性は極めて低いという。同社によると、紛失したのは昨年10月1日から今年1月31日に出発したツアーの申込書658名分で、氏名、住所、電話番号、生年月日、旅券情報などが記載されていた。4月18日午後に紛失が発覚し、記録が残っていた一部ツアーの代表者などに対し22日から連絡をとり状況の説明と謝罪を行っていたが、調査を続けたところ従業員が裁断し廃棄処分していたことが確認された。同社は再発防止に向け、申込書類や個人情報書類などの取扱いについて再度徹底を図るとしている。
・リリース(小田急トラベル)
http://www.odakyu-travel.co.jp/operate/20070425_oversealist.php
◎ 経済産業省、審議会委員など808名の個人情報を含むメモリー紛失
経済産業省は25日、審議会委員など808名の個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失したと発表した。同省製品安全課の職員が人事異動に伴い今月1日、担当していた業務に関連する情報をUSBメモリーにコピーして持ち出していたとkろ、21日に紛失したことに気付き、23日に同課に連絡した。紛失したUSBメモリーには、同課が担当する審議会委員の自宅住所、自宅電話番号、生年月日や法令改正の説明会の参加者名簿など、計808名の個人情報が含まれていた。同省は、紛失したデータに含まれる個人に謝罪するとともに、再発防止に向けて情報管理の周知徹底を図るとしている。
・リリース(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/20070425008/20070425008.html
◎ 日本郵政公社関東支社、入間郵便局で2月の郵便関係書類6万3,400枚を誤破棄
日本郵政公社関東支社は4月24日、入間郵便局(埼玉県入間市)で書留郵便物の配達証など約6万3,400枚を誤って破棄したと発表した。同支社によると、4月4日に同局で書留郵便物の配達状況を確認しようとしたところ、倉庫に保管してあるはずの配達証が見当たらず、調査の結果、配達証を含む2月分の郵便関係書類を廃棄書類と間違え、資源リサイクル業者に回収させて処分していたことが判明した。書類の一部には住所や名前が記載されているが、シュレッダーにかけた後、固形化、溶解等により処分されており、悪用の可能性はないという。郵便物の配達状況は書類がなくても「郵便物追跡システム」で確認することができるが、書留郵便の配達証明については証明できなくなった。公社では、配達証の保管期間を1年間と規定しており、この間であれば差出後に配達証明を請求することもできる。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s04/yubin/070424_04201.html
◎ 津市立朝陽中学校、卒業生174名の成績などを含むフラッシュメモリー紛失
三重県津市教育委員会は4月24日、市立朝陽中学校の男性教諭が卒業生174名の成績などを記録したフラッシュメモリーを紛失したと発表した。同市教委によると、教諭は4月22日午後2時頃、市内のショッピングセンターに立ち寄った際に、用心のためフラッシュメモリーをズボンのポケットに入れて入店。店を出た後に紛失したことに気づいた。紛失したメモリーには、昨年度の卒業生174名分の英語の成績、教諭が担任をしている本年度の1年生33名の氏名、顧問をしている卓球部男子26名の氏名が含まれていた。同校では、24日に全校集会を開いて事情説明を行い、放課後から卒業生宅への家庭訪問を開始。今後は、教職員を対象とした危機管理に関する研修会を予定している。
・リリース(津市)
http://www.info.city.tsu.mie.jp/modules/news1/article.php?storyid=198
◎ 北海道、HPの福祉サービス事業者一覧に代表者868名の自宅住所掲載
北海道障害者保健福祉課がホームページ(HP)で提供していた「指定障害福祉サービス事業者指定状況」の一覧表に、代表者868名の自宅住所が掲載されていたとして、同課は20日、当該ページを一時閉鎖した。掲載されていた一覧表は、在宅介護やケアホーム、グループホームなどの事業所や運営団体の住所、電話番号、代表者名などをまとめたもの。昨年12月27日の更新時に代表者868名の自宅住所が記載され、今月6日の更新時までHP上で閲覧できる状況にあった。同課は24日、当該ページで事情を説明して謝罪。現在内容を検証しており、状況を整理次第報告するとしている。
・リリース(北海道)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/shf/syofuku/sienhi/sitei.htm
◎ 愛知県警察、5名の個人情報を含む捜査資料流出
愛知県警察は4月23日、春日井警察署地域課の男性警部補(57歳)が息子に譲った私有パソコンから、5名分の個人情報を含む捜査関係資料がWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出したと発表した。4月20日に警察庁からの連絡で判明した。流出したのは、警部補が愛知警察署刑事課に勤務していた2003年頃に作成したもので、事件の被害者など5名分の住所や名前が含まれていた。警部補は2004年に当該パソコンを息子に譲り渡し、その後に息子がWinnyをインストール。2005年8月以降にウイルスに感染し流出したと見られる。警部補は当該パソコンを譲った際に捜査資料を全て削除したつもりだったが、ワープロソフトのバックアップファイルが残っていたらしい。愛知県警では、2005年6月に東海署地域課巡査の私有パソコンから、6名の個人情報を含む捜査資料が流出している。
・愛知県警察
http://www.pref.aichi.jp/police/
◎ 鹿児島リコー、Winnyのウイルス感染で顧客情報786件や県警のPC設定情報など流出
OA機器販売の鹿児島リコー(鹿児島県鹿児島市)は4月20日、同社社員の私有パソコンから業務資料がファイル共有ソフトWinnyネットワーク上に流出したと発表。同25日に、その後の調査結果を公表した。同社によると、流出したのは同社が鹿児島県警や鹿児島県庁などに納めたパソコン設定手順書や同社社員の携帯電話番号一覧表など。顧客の個人情報786件のほか、パソコンの設定情報やネットワーク情報、パスワードなども含まれていた。当該社員は私有パソコンを無断で社内に持ち込み、同社が社員に貸与しているパソコンに保存されたデータをバックアップの目的でコピー。自宅に持ち帰っていたところ、今月11日ごろにウイルスに感染・流出し、18日に顧客からの連絡で発覚した。同社は、該当する顧客に対し個別に対応を実施。今後は再発防止に向け、社内規定の見直し、社員教育や内部監査の徹底などを行うとしている。
・リリース(鹿児島リコー)
http://www.kagoshima.ricoh.co.jp/privacy/pop_3.html
http://www.kagoshima.ricoh.co.jp/privacy/pop_4.html
・リリース(リコー九州)
http://www.r-kyushu.ricoh.co.jp/contact/supply2.html
◎ 札幌市、Winnyのウイルス感染で個人情報を含む造園会社300社の情報流出
札幌市は20日、環境局みどりの推進課の男性職員(50歳代)の私有パソコンから、ファイル共有ソフトWinnyを介して個人や企業の情報を含む業務情報が流出したと発表した。市によると、流出したのは市の造園工事に使用する指名登録業者や発注状況の一覧表と事務処理に関する書類など。一覧表には、造園施工会社285社と土木設計会社370社の社名や代表者名、評価などの公表情報のほか、発注先担当者の氏名が記載。事務処理関連書類には、25人の個人名が含まれていた。当該職員は2005年から2006年夏にかけてデータを持ち帰り、自宅のパソコンに保存していたところ、ウイルスに感染して流出。今月19日に総務省からの連絡で流出が発覚した。同課ではデータの持ち出しを原則禁止しており、やむをえず持ち出す場合には課長の許可を得た上で管理簿に記録することになっていたが、職員は手順を踏まずに持ち出しており、課長もそれを黙認していた。
・リリース[PDF](札幌市)
http://www3.city.sapporo.jp/gyousaiji/press/pdffiles/200704/kankyo-jyohoroei.pdfhttp://www3.city.sapporo.jp/gyousaiji/press/pdffiles/200704/kankyo-jyohoroei2.pdf
◎ 日本郵政公社広島貯金事務センター、4,500件分の未現像マイクロフィルム紛失
日本郵政公社広島貯金事務センターは4月20日、同センターで撮影した貯金各種届出データ4,500件分を含むマイクロフィルム2本を未現像の状態で紛失したと発表した。4月13日に同社郵便貯金事業総本部業務部が受けた報告により、同センターから現像委託先のコダック(本社:東京都中央区)に対し、3月30日に郵送で現像依頼したマイクロフィルムのうち1セット(正副2本で各4,500件を含む)が未着であることが発覚。コダックに当該マイクロフィルムの処理状況を確認したところ、4月18日に報告があり、未現像のまま開封済み封筒とともに誤廃棄し、清掃会社に収集および焼却されたことが判明した。紛失マイクロフィルムは同センターで処理した定額定期貯金各種届書、積立貯金各種届書、国債各種届書、全払請求書、再発行請求書を撮影したもので、紛失情報は貯金記号・番号、預金者氏名・住所、生年月日、印影。同センターは、未現像フィルムは、暗室以外でフィルムケースから取り出すと感光してしまうこと、フィルム内容を確認するには専用機器による現像が必要であることから、可視状態にするのは困難であり、当該情報が外部に漏えいした可能性はないとしている。同センターでは今回の事態を真摯に受け止め、かかる事態を再発しないよう、委託先における個人情報の安全管理に係る実施体制の強化を求めるとともに、同社内においても顧客情報の管理について、徹底指導するとしている。
・リリース(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/070420j302.html
・コダック
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/index.shtml
◎ 大分県日田市、Shareのウイルス感染で職員名簿など975名分流出
大分県日田市は20日、生涯学習課の男性職員(37歳)の私有パソコンから、職員名簿など975名分の個人情報が、ファイル共有ソフトShareを介して流出したと発表した。流出したのは2005年度の全職員と全市議、公民館事業の参加者、自治会員、消防団員の名簿など計975名分で、氏名や住所、電話番号が含まれていた。職員は2005年10月に当該データを持ち帰り自宅のパソコンに保存していたところ、今月15日ごろにウイルスに感染し流出。17日に外部の研究機関からの連絡で発覚した。市は、関係者らに謝罪するとともに、全職員に対し情報管理の徹底を図るよう指導した。
・日田市
http://www.city.hita.oita.jp/
◎ ジャニーズ公式携帯サイトの顧客情報5万6,802件を含むノートパソコン紛失
ジャニーズ公式携帯サイト「Johnny's Web」を運営するフジテレビジョン(本社:東京都港区)と委託先のナノ・メディア(同)は20日、最大5万6,802件の個人情報を含むノートパソコンを紛失したと発表した。フジテレビなどによると、ナノ・メディアの社員が今月14日、複数のタクシーを使って東京都内を移動している途中、ノートパソコンを入れたカバンを置き忘れ紛失した。紛失したパソコンには、1月15日から2月5日にかけてサイトでタレント関連商品を注文した顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入情報が最大56,802件保存されていた可能性がある。パソコンにはログイン認証が、データの一部には個別のパスワードが設定されており、これまでのところデータの不正利用は確認されていない。ナノ・メディアでは、パソコンを持ち出す場合に個人情報の削除を義務付けていたが徹底されておらず、管理体制の見直しと社内ルール遵守のための社員教育の再徹底を図り再発防止に努めるとしている。
・公式携帯サイト 「Johnny's Web」からのお知らせ(Johnnys net)
http://www.johnnys-net.jp/popup_oshirase0420.html
・個人情報を入力したノートパソコンの紛失について(フジテレビ)
http://www.fujitv.co.jp/info/index_070420.html
・個人情報を含むパソコンの紛失について(ナノ・メディア)
http://www.nanomedia.jp/release/2007/0420_owabi.html
◎ 静岡社会保険事務局、三島でと清水の事務所で個人情報漏えい
静岡社会保険事務局は20日、三島と清水の社会保険事務所で起きた個人情報漏えい事故を公表した。三島社会保険事務所では先月15日、国民年金推進員が氏名、基礎年金番号、訪問結果等を記載したノートを原付自転車の荷箱に入れて走行していたところ、振動で荷箱の蝶つがいが外れて紛失。ノートは翌日警察に届けられたが、一部318名分が脱落していた。清水社会保険事務所では昨年12月19日、国民年金保険料納付書の再発行の依頼を受けた被保険者に対し、誤って別人の納付書を送付。被保険者は気づかず納付を続けていたが、疑問に思った会社の事務担当者から今年2月16日に連絡があり、別人の納付書で納付されていたことが判明した。事務局では、該当者に事情説明と謝罪を行うとともに、管内の全社会保険事務所長に対し、再発防止に努めるよう指示した。
・事務処理誤り等について[PDF](静岡社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~shizuoka/190420.pdf