ファイル共有ソフトで手に入れたファイルを複製し、オークションで販売して摘発される事例が後を絶たない。本通信でも、今年に入ってから事例数件ずつを まとめた記事を2回お届けし、5月には、複製したアダルトゲームをHDDに入れて販売していた大学生が逮捕された件についてお伝えしているが、その後も2 件が摘発され、男2人が逮捕されている。
■[Cabos、BitTorrent]Adobe Illustratorなどの海賊版販売、栃木県の男を逮捕
福岡県警生活経済課と筑紫野署は3日、ファイル共有ソフトのCabosやBitTorrentを使って入手したコンピュータソフトを複製し、Yahoo!オークションで販売していたとして、栃木県の無職の男(52歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。
男は4月、3回にわたり、「Adobe Illustrator
10」など2種類のソフトを複製したファイルをオンラインストレージサーバーに置き、Yahoo!オークションを通じて募った顧客に、ファイルのURLを
知らせてダウンロードさせる方法で販売していたという。
・オンラインストレージサービスを悪用してソフトを販売(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/topics/news4.html
■[LimeWire]わいせつな動画をDVDにして販売、兵庫県の男を逮捕
京都府警綾部署などは6月10日、ファイル共有ソフトのLimeWireを使って入手したわいせつな動画をDVDに保存し、販売目的で所持していたとして、わいせつ物頒布の現行犯で兵庫県の会社員の男(30歳)を逮捕した。
調べによると男は同日、わいせつな動画が保存されたDVDを自宅に所持していた。男は、LimeWireを使って入手したわいせつな動画をDVDに録画し、ネットオークションに出品していたという。
(2008/09/08 インターネット・セキュリティニュース)