マイクロソフトは9日、今月14日に公開を予定しているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定の修正パッチは、4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」2件、2番目に高い「重要」6件の計8件。
「緊急」の脆弱性は、Internet Explorerに(IE)影響する問題と、SharePoint ServerやOffice Web Appsなどに影響する問題。どちらもリモートからコードが実行されるおそれがある。
「重要」の脆弱性6件は、次の通り。Windowsに影響する特権の昇格の問題2件、Windowsと.NET Frameworkに影響する特権の昇格の問題1件。Microsoft Officeに影響する、リモートコード実行の問題とセキュリティが迂回される問題各1件。Windows Serverに影響するサービス拒否の問題1件。
このほかに、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースが予定されている。
(2014/05/09 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・2014 年 5 月のマイクロソフト セキュリティ情報事前通知
https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/security/ms14-may