ヤフーは30日、「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!オークションストア」の店舗におけるクレジットカード情報保護を強化し、顧客のクレジットカード情報に店舗側で接触する必要のない仕組みなどを導入すると発表した。
同社では、昨年7月から「クレジットカード決済サービス(代表加盟店型)」を提供。このサービスは、決済に関する全てを代行するもので、店舗はカード会社と個別に契約を結ぶことなくクレジットカード決済を利用できる。「Yahoo!オークションストア」では、このサービスのみを提供しており、店舗が顧客のクレジットカード情報を閲覧できないようになっている。
「Yahoo!ショッピング」では、クレジットカード会社との独自契約をもつ店舗に対しては、クレジットカード情報の閲覧が可能だったが、今後は、同サービスもしくは、新しく提供する「決済情報処理サービス(電文中継型)」への移行を促進する。9月より受け付けるこのサービスは、カード会社への認証だけを代行するもので、カード会社と独自契約を持つ店舗は、契約内容や条件を変更することなく利用できる。
同社はこのほかにも、ストア管理ツールへのログイン認証強化、顧客情報を含む注文情報のダウンロード制限、出店店舗との情報セキュリティ意識共有化、などの対策を打ち出しており、顧客が安心してオンラインでのクレジットカード決済を利用できるようにするとしている。
(2005/08/31 ネットセキュリティニュース)
■「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!オークションストア」の店舗におけるクレジットカード情報保護の強化について(ヤフー)
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/0830.html
■セキュリティ関連ニュース
・楽天、加盟店に対しクレジットカード番号とメールアドレス非開示へ(2005/08/02)
・ディー・エヌ・エー、ビッダーズの個人情報流出対策を発表(2005/08/22)